車を所有した場合、全く乗らなければかからないが、乗れば必ずかかるもの・・・それはガソリン代です。これもカーライフ予算には入れなければいけない必須項目ですね。さて、月々にするとどれくらいかかるのでしょうか。
どれくらい走りますか?
ガソリン代を換算するのには、まずはどれくらいの距離を走るかです。走れば走るだけガソリンは消耗して、給油する際にお金がかかります。買い物等に行くスーパーなどが決まっている場合は、その距離を車のメーターで測って見ると良いでしょう。通勤通学などに使用する再にも、会社や学校や習い事の場所への距離を測ります。今はスマートフォンなどのアプリのナビ機能で、目的地を入力すると目的地までの時間と距離などが算出されるものがあります。頻度も大切です。会社や学校などは休日を除いた毎日の往復ですね。買い物はスーパーへ足を運ぶ回数によります。
ガソリンの種類
ガソリンスタンドへ行くと「レギュラーですか?ハイオクですか?」と聞かれます。一般的な車はリーズナブルなレギュラーガソリンですが、ハイオクの車もあります。ハイオクとは、高オクタン価ガソリンのことです。これは開発する会社によって独自の商品名で呼ばれることもありますが、レギュラーガソリンとは区別されます。レギュラーかハイオクかは、車によって違います。自分が乗る車のガソリンの種類は必ず把握しておきましょう。一般的には輸入車や高出力エンジン搭載の車、日本車なら2000cc以上のクラスに多いです。日本車は2000cc以下だとレギュラーガソリンのことが多いということになりますね。「ハイオクは高いから、レギュラーでいいよ」とハイオク車にレギュラーガソリンを入れることはできません。間違わないように給油口の形を変えているものですが、万が一入れてしまうと故障の原因になります。
新しく車を購入検討される場合は、この日常的にかかるガソリンの価格も考慮しましょう。また、ガソリンの価格は石油の価格に伴って変動します。「今、これくらいガソリン代が必要だな」という目安のためにも、スタンドのガソリン単価をチェックしておきましょう。
車の燃費はいくつですか?
車には燃費というものがあります。これはガソリンを入れてどのくらい走るかということです。つまり、同じ量のガソリンを入れたのに、走る距離が短い車や長い車があるということですね。東日本大震災が起きた際に、岩手方面に救出に向かう車が途中給油ができないため、乗り捨てることになったといいます。その中で、ギリギリ給油できるとこから走って往復してこられたのが、トヨタプリウスだったといいます。それは、ガソリンだけで走らず、電気も駆使して走るハイブリッド車だったからです。元々ガソリン高騰もあって燃費が良い車の開発が相次ぎ、消費者も燃費を意識するようになりました。ダイハツのミライースが世に出た際には、軽自動車にも関わらずリッター30kmは脅威でした。各自動車メーカーが少しでも燃費を伸ばそうと努力しています。また、震災以降はトヨタアクアが売れ筋です。これは被災地で生産しているということで有名になりましたが、燃費35kmという脅威的さです。1リットルで35キロ走れたら、家計にすごく優しいですよね。
燃費か車両価格か
ハイブリッドカーという言葉は最近よく耳にされていることと思います。これは、ガソリンと電気と両方を駆使して走行するということです。また、停車中などにアイドリングストップをしてエンジンを一時的に停止するなどすると、その分のガソリンが浮くことになります。ここまで技術が進歩したのだという、地球にもお財布にも優しい素晴らしいエコカーと言えるでしょう。
ところが、ハイブリッドカーなどの開発に難しかったのはバッテリーでした。普通のバッテリーではハイブリッドカーには足りないからです。かといってあまり大きくて重いバッテリーでは車向きではありません。バッテリーの開発がエコカーの鍵だったといえます。このバッテリーは高価で、結果的に車両価格にも反映されてしまっています。つまり、ガソリン代は浮くけれど、最初の車両購入時に高額になってしまうということになってしまいます。車の高額部分をガソリンが安くなる分で元が取れるのか?というところでしょう。
ダイハツのミライースは軽自動車ながらカタログ燃費30km。良いバッテリーを搭載していてもわりとリーズナブルにできています。シンプルで余分に大きくない車体など良く工夫されています。
安全運転で燃費アップ!
車のパンフレットやCMなどに出てくる燃費はいわゆる「カタログ燃費」です。良い条件で車を走行テストした際の燃費なので、街中を乗ったものとは燃費が違います。とはいえ、自分の努力でこのカタログ燃費に近づける事が出来、結果燃費良く、ガソリン節約になります。
基本は安全運転です。エンジンを噴かしてアクセルを思いっきり踏み込み高速運転。急ハンドルを切ったり、急ブレーキをかけたり。そういった運転は安全上も問題ですが、燃費に悪くガソリンが捨てるかのように消費されていきます。
アクセルワークを大切に、50~60kmの一定走行で、急ハンドルや急ブレーキをかけないのが肝心です。渋滞も燃費が落ちます。渋滞は燃費だけでなくてイライラの原因にもなるので、なるべくハマらないように道を考えましょう。
これだけ燃費がアップした。これだけガソリン代を節約した。という乗り方もまた楽しい乗り方でもありますよ。