車の維持費はいくらかかるか

車を購入してホッとしたのもつかの間、車の維持費がコンスタントにやってきます。さてそれはいくらくらいかかるものなのでしょう。もちろん一概には言えなく、駐車場代もその土地の値段が違うように違いますし、車もガソリンがレギュラーかハイオクかでも違ってきます。車の燃費も関わってきますね。リッター8キロなんて車があったかと思うと、最近は30キロくらいのカタログ燃費を打ち出すところもあります。さらに、車種によって車検費用も変わって来ます。税金は普通車と軽自動車では変わってきますね。

それでも目安にできるところがあると思うので、大よそを計算してみましょう。

 

車の維持費の概要

車が故障したり、事故で修理が必要になった場合などを除いて、一般的な車の維持費の概要を見てみましょう。

○自動車税=いわゆる「車の税金」です。毎年4月1日時点で自動車を所有する人に課税されます税額は普通車と軽自動車では違います。

○燃料費=車は燃料で走るので、当然ガソリン代がかかります。これはレギュラーガソリンかハイオクかでも違ってきますが、ハイブリッドカーとスポーツカーなどを対比してみると良く分かる「燃費」という点でも大きく違います。

○駐車場代=自宅に駐車スペースがある家なら問題はありませんが、改めて借りるとなると駐車場代が発生します。これは土地単価が低い地方より、都心部は高額になるので月ぎめで賃貸する場合は毎月発生する費用になります。

○自動車保険=自賠責保険は義務なので入りますが、任意保険は任意で入るものです。もっとも、自賠責保険ではカバーしきれない部分は多いので、任意保険は重要です。これは家族設定や車の用途でも違ってくるので保険料は一概にはいえません。

○車検費用=車は定期的に検査をする義務があります。車検を受けない車には乗れない法律になっているのです。これも整備点検するところで車検費用が変わったりしますし、部品を交換したりすることになると、その費用が含まれます。

 

自動車税はいくら払うの?

自動車税は4月1日時点での車所有者に課せられる税金です。これが車全部同じ金額というわけではなく、排気量で金額が変わって来ます。普通自動車は1リットル以下でも29000円するというのに、軽自動車は7200円(2014年4月現在)ととてもお得。軽自動車の維持費が安いといわれている一因でもあります。ここを税額上げてしまうと、軽自動車の魅力が一つ減ってしまうばかりか、車必須の地方などで活躍する軽自動車の維持が大変になります。

 

燃料費とは?

燃料費は車が動くための燃料でガソリンのことです。レギュラーガソリンとハイオクがありますが、ハイオク(ハイクオリティ)のほうが高くなります。「では安いほうのガソリンを入れよう」と思う方もいますが、これは車種によって決まったガソリンを入れることになります。

燃料費で大きく関わってくるのが燃費です。脅威の燃費のプリウスはハイブリッドカーです。ハイブリッドカーは大容量のバッテリーを搭載していたりするので、電気とガソリンと両方を駆使してガソリンを減らさないように走る事ができます。ただし、バッテリーが高いものなので車購入の時に普通のタイプより高額になります。軽自動車でハイブリッドではないのにカタログ燃費30kmを出したのがダイハツのミライース。燃費のために究極に詰められた車ですが、これを生かすにはそれなりの走行距離とアクセルワークという運転技術が必要になります。

 

車検費用とは?

車検とは、正確にいうと「車両検査」といいます。新車で購入した場合は3年、2回目以降は2年毎に車検を行うことになります。もっとも、新車も一年たったあたりでディーラーから1年点検などを提案されますが、これはあくまで点検です。

車検の費用とは「自動車重量税」「自賠責保険料」「検査手数料(登録費用)」になります。車検を以来するお店などで違うもので「点検整備料」「車検代行料」などが含まれます。さらに交換したほうが良い部品が出てくると、部品交換代が発生します。ワイパーなどなら安いのですが、数年経つとバッテリーや、年数が経ってくるとタイミングベルトなどを交換することになります。

 

ザックリいくら?

今、一番売れてる車と言われるトヨタアクア。これを参考にしてみると、ガソリン代・オイル交換代・自動車税・自動車保険(6等級、26歳以上、オールリスク車両保険つき)・12ヶ月点検・車検代金・タイヤ代・駐車場代(月1万換算)・・・というザックリした内容で、約500,000円程度です。月々にすると約47,000円くらいでしょう。