赤ちゃんが乗っていますアクセサリーは必要?

「赤ちゃんが乗っています」というステッカーやアクセサリー。類似品では「犬乗っています」というのもありますが、これはいったいどんな意味があるのでしょうか? また、貼っていることでメリットデメリットはあるのでしょうか?

 

「赤ちゃん乗っています」のステッカーを貼る心境と見る心境

「赤ちゃん乗っています」のステッカーを貼っている運転者の心境は「スピードは出しすぎません。安全運転なので、お急ぎの方は煽らず追い越してください。ぶつからないでね」という感じです。子どもはチャイルドシートに乗せてはいますが、スピードを出して急ブレーキなどは衝撃が心配です。子どもがビックリするのも嫌ですし、寝ていたりするとソッと走ってあげたいのが心境です。急いでいる車がいたら、イライラして煽ったり無理な追い越しはせずに先に行って欲しいところです。

ところが、「赤ちゃん乗っています」のステッカーを後ろで見ている子供連れでない車の運転者からすると、随分と見解が違う場合があります。「赤ちゃん乗っています、というステッカーで下手な運転やノロノロ運転を正当化しているってことか?」と尚更イライラしたり「じゃあ、子供連れじゃなければぶつかっていいのか?ウザイ」と思う人もいるのです。何もないのにステッカーを見ることでマイナスな印象を持たれてしまうのは不本意ですよね。

「子どもの事だから大目に見て」というのは、子供を持つ人の理論や感情である場合があることを知っておくと、意味不明な煽り運転などをされても「そういう人もいるのだ」と思えるかもしれません。つまり、ステッカーを貼る事で油断は禁物ということですね。

 

「赤ちゃんが乗っています」ステッカーの本当の意味は悲しい出来事から

効果があるのかないのかよく分からないステッカー。実は後ろから煽られるのを防止するとかではなく、高齢者マークとも意味が違い、始まりは悲しい事故の出来事からだという都市伝説みたいなものがあります。

アメリカで女性が車の運転をしていて事故を起こしてしまい、病院に搬送され一命を取りとめました。重体で数日間意識がなかったのですが、なんとか意識が戻ったのです。ホッとしたのもつかの間、女性が目覚めて一言「私の赤ちゃんは無事ですか?」というので周囲は騒然。なぜなら、赤ちゃんが乗っているなんて誰も知らず、運転者の女性だけを救出しただけだったからです。事故車を調べたところ赤ちゃんは確かに乗っていて、事故のための目立った外傷もなく、事故当時救出していれば助かった命だったろうということでした。そこで「赤ちゃんが乗っています」というステッカーを貼り、万が一の時には赤ちゃんを先に救出して欲しいという意思表示をしたことが広まったのです。

悲しい出来事から始ったステッカーですが、命に関わる大切なメッセージが込められているのです。

 

ステッカーを貼るということ

「赤ちゃん乗っています」のステッカーを貼る意味。赤ちゃんの命を最優先という意味を考えると、赤ちゃんが成長した時や乗せない時には外すというのが本当ですね。そうでないと、事故が起こった時にレスキュー隊など救出してくれる人たちが必死に探し続けることになってしまいます。若葉マークも必要がなくなれば外します。同じく必要な時に貼るというのが理想です。