渋滞時のトイレはどうする?

楽しいレジャーや家族のお出かけ。一般的なカレンダー通りの休日でのお出かけの場合は、どうしても渋滞という道路事情を考慮しなければなりません。渋滞回避や、目的地への早めの時間設定なども考えなければなりませんが、人間の体の構造的に逃れられないアクシデントも想定しなければなりません。それが<トイレ>です。子供のトイレのタイミングも大切ですが、大人だって我慢に限界がありますよ。

 

たかがトイレされどトイレ

家族でお出かけとなると、道路事情や目的地の情報を集めるのが中心になりますが、実はトイレ事情も考慮しなくてはなりません。このトイレ事情が注目されたのが東日本大震災での帰宅困難や、大雪の大渋滞で身動きができなくなってしまったことなどです。時間の制約がある時の渋滞も辛いですが、食べたり飲んだりはまだ我慢もできます。眠ければ運転を代わることもできるでしょう。しかし絶対に我慢ができず、代わりにしてあげることができないのは<トイレ>なのです。

ともあれ、渋滞でなくても子供は膀胱が大人より小さく、排泄機能も未熟です。突然トイレと言われて困ることは多々あることです。一般的なカレンダー通りのお仕事の方は、子供とおでかけするのは渋滞覚悟という場合が多くなります。たかがトイレ、されどトイレなのです。

 

子供のトイレ対策

子どものトイレ対策はまず水分は少し控えめにして、車に乗る前にトイレに行かせます。尿意の有無に関わらずトイレに行かせるのがポイントです。子どもはおでかけ前は興奮していたり、早く出発したいなどの気持ちが先にたって尿意を感じなくなってしまったりします。トイレに行かせると意外に出た・・・なんてことは有ります。

お出かけの際のスケジュールはゆとりを持って出発しましょう。高速道路を使用の場合はある程度の間隔でPAやSAに立ち寄れるようにチェックしておきます。ここでも尿意の有無関係なくトイレに連れて行きましょう。ここでのポイントは親が楽しそうにトイレに行くところです。気分転換にもなりますし、美味しいもの自慢のSAなどもあります。一緒に楽しむつもりで立ち寄ってみましょう。

一般道路の場合はコンビニが一番トイレを借りるには手っ取り早いもの。もちろんトイレだけ借りるには気が引けますから、ちょっとしたものや、オヤツを購入するのも良いでしょう。ただし、トイレを借りられない場合もありますし、コンビニがあまりない地域もあります。助手席からならスマホ、またはカーナビのマップなどを使いながら、上手に「次のトイレ」をチェックしておきましょう。

 

車が渋滞なら女子トイレも渋滞

高速道路も一般道路も、車が渋滞するとトイレも混みます。特に女子トイレは男性と違って混み合い、並ぶ場合があります。トイレに行きたいギリギリで到着した場合は、行列に並ぶのはかなり辛いところ。子どもを伴っての場合は「もうちょっと我慢して」では済まない場合もあるかもしれません。高速道路のガソリンスタンドや、料金所・バス停なども渋滞時は臨時トイレを借りる事ができるところもあります。行列に並べない場合は借りられるか聞いてみるのも一手ですよ。あとは非常用のトイレを考えておきましょう。簡易トイレなどを車に搭載しておけば、トイレ渋滞の場合は目隠しになるバスタオルなどを使用して、家族の協力があればOKでしょう。常備しておけば災害時にも助けになってくれるはずです。

 

簡易トイレ・携帯トイレ

入れるトイレを探して楽しいレジャーがイライラしてしまったり、膀胱炎になってしまっては大変です。簡易トイレや携帯トイレはぜひ常時車に搭載しておきたいですね。特に女性は男性よりも膀胱炎になりやすく、膀胱炎は放っておくと腎盂炎などに重症化することもあるので、女性を乗せている場合は必須といえます。

簡易トイレは数多く発売されていますが、災害時の断水などの時に自宅などのトイレに設置するものと、ボール紙みたいな素材で組立式トイレのものとあります。自宅トイレに設置するものは安価ですが車のお出かけには向きません。女性や子どもが多いおでかけの場合は、組立式トイレは目隠しさえあれば落ち着いて用が足せるでしょう。

携帯トイレは鞄にも入るコンパクトさでリーズナブルです。一つは用意しておきたいところですね。家族構成にもよりますが、男女兼用をチェックしての購入がオススメです。臭いを封じるようにジェル化するものも良いでしょう。車酔いなどの時のエチケット袋にもなります。