車内の汚れと掃除のお役立ち

車内は意外に汚れていて、汚れたままにしておくと臭いやダニなどの発生の原因になります。車内でジュースやお菓子などを飲食したりすると、こぼしたりカスが出たりしますから、飲食禁止にしたりする方もいますね。泥や砂も持ち込みは嫌なので土禁の人もいます。しかし、人間が乗る以上は髪の毛や埃、ドアを開けただけでも花粉やチリが入ってきたりします。つまり、汚さないようにする努力も必要ですが、いかに綺麗に掃除をするかが鍵になるのです。

冬の寒い時に大掃除の時にすると風邪を引いたりするので、気候の良い時にでもパッと車内を開けて気持ち良く掃除してみましょう。 では、どんな掃除方法や用具が便利でしょうか?

 

 フロアとフロアマットを掃除しよう

まずはフロアマットを取り外しましょう。泥や砂がついていますから、車内に落とさないようにそーっと外に取り出します。カーペットタイプで砂がすごい場合は布団叩きみたいので叩いてある程度落として掃除機をかけます。ゴム製などのマットならば砂を落としたらカーシャンプーで一緒に洗ってしまいましょう。お天気が良い日であれば、カーペットも水洗いしても気持ち良いですよ。ただし、きちんと乾燥して車に入れられるようにしましょう。

フロアマットを取外したらフロアもしっかり掃除機をかけて綺麗にします。電源がありコードが届けばよいのですが、駐車場がちょっと離れている場合は充電式のハンディクリーナーなどを用意しておくと、車内で小回りも利いて良いでしょう。掃除機のノズルで叩くように吸い込むと汚れや埃が浮いて吸い取りやすくなります。ペットの毛なども取れるコロコロクリーナーやガムテープも活躍しますよ。さらに中性洗剤で拭き取ります。

 

シートとシートベルトの汚れを掃除する

子どもが車内でオヤツをしたりすると、お菓子の食べかすや飲み物をこぼしたシミや臭いがついてしまいます。防水効果のあるシートカバーにしておくと、汚れは拭き取るだけで綺麗になりますが、やはり食べかすなどは掃除機が必要ですね。シートとシートの間や、シートカバーの下にまで入り込んでしまうので注意して掃除機をかけていきたいところです。シートの汚れは中性洗剤かシートクリーナーなどで拭き取ります。汚れやジュースのシミなどは密閉した車内で染み付く臭いになっていくものです。

シートベルトも人間に接触する異常皮脂汚れなどが付きます。子供がシートベルトをしたりすると、やっぱり飲み物をこぼしたりするとかなり汚れます。こういった臭いが変化し蓄積すると、車酔いをしやすい子には辛い環境になってしまいますね。シートベルトは中性洗剤をぬるま湯に溶かして汚れを拭き取ります。シートベルトは安全のためのものなので、やたらな洗剤などを使うとベルトが弱くなったりして万が一に役に立たないと困ります。ちなみに、天井も中性洗剤で汚れを拭き取ります。普通の室内と違って天井は人間に近いので、綺麗にしておくと車内の臭いも違います。ただし、紙のような素材などの場合は拭き取ろうとするとかえってシミの原因になってしまうので、素材にあった掃除が必要です。

 

窓ガラスの掃除

車内で煙草を吸われる方は、窓ガラスなどにもヤニや汚れがついています。子どもの手でベタベタになった窓ガラスも結構頑固です。そんな時はガラスクリーナーで綺麗にしましょう。雨天の時の窓ガラスの曇りがある方は、内側の掃除に曇り止めタイプを使用するとよいですね。しかし汚れが残っていると曇り止めを使用しても油膜や曇りの原因になります。タオル地などで掃除をするとタオル毛が残ってしまうので、キッチンペーパーなどを豊富に使って汚れがつかなくなるまで拭き取るというのも手です。

 

仕上げは除菌消臭

子どもは臭いに敏感であることが多いです。車酔いをする子どもの大半は、臭いも関係しています。せっかく車内を綺麗にしても、洗剤の臭いなどが残っていると気持ちが悪くなってしまうことも。そこで、市販の布向けの除菌消臭スプレーをシートに軽く吹き付けてドアを開放します。乾燥することで臭いを飛ばすことができるものが多いので、風を車内に通しながら臭いをクリアにしていきましょう。