「子どもが騒いで運転に集中できない」という悩みをお持ちのお母さんは多いと思います。この悩みは、例えばレジャーなどに出かけた際に興奮しすぎた子どもが騒ぎすぎちゃった、というような悩みもあれば、日常的な車での行動に支障がでるものまであります。また、ミニバンなどだとママ友親子を乗せたりして、子供がハイになってしまったりということがあります。他人の子はなかなか叱れなかったりしませんか?
しかし、一番大切なことは「運転者であるあなたが、安全運転をして目的地に到達する事」なのです。これを一番に考えて対策をたてましょう。
赤ちゃんの泣き声が気になる場合
赤ちゃんが泣く場合は、大抵理由がないようで単純な理由が存在したりします。まずはその「お腹がすいた」「喉が渇いた」「オムツが濡れている」「暑い・寒い」「背中が蒸れたり環境が不快」「周囲の音」「お母さんが横にいない」「抱っこしてほしい」など、身体的なことや環境、自分の生命線である母親を求める本能に付随していることが多いので、こちらをクリアしてきます。出発前にミルクをあげたり、オムツ交換をしておくとか、暑い寒いをバスタオルやひざ掛けで補助するとか。エアコンを活用したり、赤ちゃんの落ち着く音楽をかけることも効果的です。そして、運転中も後部座席の赤ちゃんが見られて声かけできるミラーなどを設置するとなお良いですね。
2歳くらいの子どもは自我の芽生え真っ最中
車の運転をするお母さんが一番カリカリイライラする時期、それは2歳児時代です。デリケートな1歳時までの育児を乗り越えてホッとしたのもつかの間、自我の芽生えと共に「イヤイヤ期」に入った子ども。もちろん自宅の中だけでなく、親が車の運転の最中だとしても関係なく「イヤイヤ」は発動されます。もちろん言葉は色々で「ダメダメ」「ママ、ママ」というものもあります。これにはいくつかの対策があります。
長期ドライブなどは、とりあえず気をそらせ静かにさせるためにDVDなどを見せたりして時間を稼いだり、好きな音楽などをかけて歌ったりして楽しさを演出していきます。
一喝します。ただし、ダメなものはダメだと、覚悟を決めてかなり真剣に気迫を込めて一喝します。親の真剣な言葉は大切です。それでもダメな場合は、子供自身が興奮しきっている場合が多いので、一旦道路の路肩に停まります。高速道路などならばパーキングエリアになどに入りましょう。運転者はどうしても運転中は前を見て一喝することになります。が、本当に子どもに言い聞かせるには、目をじっと見据えて言い聞かせるのがベストです。
ただの甘えである場合もあります。子供の中には、親と自分の一体感がなくなっていくのに不安を感じることもあります。そこで、落ち着かない場合はギュッと抱きしめて背中をさすりながら、大丈夫一緒にいるから、○○しないでね、と繰り返し言い聞かせます。
他の親子を乗せている場合
他の親子を乗せていて、子供たちが騒いでしまっている場合は、運転をしていない親のほうが子供を注意して、運転手には安全運転をしてもらいます。しかし中には、子どもを叱らない親もいますし、騒ぐのをやめない子どももいます。世の中、本当に色々な親子がいて、色々な価値観があるのです。運転に支障があるなと分かったら、次は同乗を遠慮してもらいましょう。また、これが小学生や中学生でも、運転に危険を感じるような状態であれば路肩にでも停めて「騒ぎがおさまるまで発進できない」と伝えます。ちょっと強引ですし、他の親子からすると面倒だなと感じると思います。が、他人を乗せて事故を起こしてしまうほうが、もっと大変ですよ。