オイル交換しなくても車は今一応走っているので、すぐに交換しなくてもいいよね・・というのが頭をかすめます。オイル交換をしても、値段の高いフィルターエレメントは次回でもいいよね・・・というのも頭をかすめます。確かにオイルが多少汚れていても、フィルターを2回3回に一回交換でも車は走るものです。しかし、車の健康はどうでしょうか?長く車に乗るには、人間身体の心臓にあたるエンジンの健康が必要なのです。
オイル交換は車長持ちの秘訣
人間の身体でいえば心臓にあたるエンジン。これが健康でなければ、車はただのタイヤの付いた箱です。このエンジンを動かすのはガソリンですが、実はこの大切なエンジンを汚してしまうのもガソリン。ガソリンは燃焼して力を出すわけですから汚れてしまうのも納得ですね。かといってガソリンを入れないと走らないので、走って汚れたら綺麗にするという作業をします。これがオイル交換です。
オイルはフィルターを通しますが、オイルが汚れてくると通過するフィルターも汚れて、最後には目詰まりしてきます。オイルが通りにくくなり、さらにオイルは使われてドロドロに少なくなっていきます。人間で言えば血液ドロドロの不健康状態となります。
人間は血液交換なんてできませんが、車は古い汚れたオイルを出して綺麗なオイルを入れることができます。フィルターエレメントも交換すれば、人間で言う老廃物をろ過する能力の腎臓を綺麗にしたと同じです。ディーラーなどで点検する際にはオイル交換もしますが、それも納得できますね。
普通はどのくらいの間隔でオイル交換するの?
3年から5年で乗り換えを検討される方は、それほど真剣にオイル交換をマメにというほどではなく、だいたい一年に一回という感じでしょう。これは普通の乗り方であればメーカー保証は5年で10万キロということで、一年に一回のオイル交換または1.5万キロに一回というメーカー推奨になります。
もちろん車によっては、オイル交換したもののフィルターは交換せず次でいいよね、ということをしていると、オイルの警告ランプが付いてしまったりします。この傾向は外車などに多いですね。どんなに新品のオイルを入れても、汚いフィルターを通しては本来の意味がないのでしょう。オイルとフィルターは一対として考えた方が良いと思います。
もっと愛車を大切にしたいためのオイル交換
今の車がとても気に入っている、愛車といえる。または長年乗れるようにしたいという場合は、オイル交換をもっとマメにしてエンジンを健康に保つのが最良です。もちろん車には他にも必須の機能があり、大切にしたい部分は多々あります。人間が心臓が動いていれば健康とは限らないのと一緒ですね。とはいえ、愛車のエンジンが何年でも新車同様だったら嬉しいのではないでしょうか。
それには、実はオイル交換推奨キロ数などではNGなのです。推奨というのはあくまで、とりあえず故障せず乗ることができるというもの。メーカーとしても保証期限内にトラブルがないよう設定した範囲です、車が長生きしますということとは違います。メーカーはなぜそれ以上のオイル交換を推奨しないのでしょう。10万キロどころか、もっともっと乗れる可能性があるのに。それは、そこらへんで新車を購入して欲しいからです。
理想としては半年に一回、オイル・フィルターとも交換です。教習所などでボンネットを開けてオイルの汚れや量を見る練習をしたと思います。たまに開けて見てみましょう。自分で交換時が分かるようになれば、愛車は例え下取り価格が無くなるようなキロ数を走ったとしても、長くおつきあいできることでしょう。