車が新しくても古くなっても車検時期はやってきます。新しいのならば車検の取りがいもあるものですが、古くなって買い替えたいような時期になってくると、高い車検費用を払うのに疑問が生じてきます。古い車にこんなに費用をかけるのかということと、修理部分が多くなってくるところです。車検費用プラス修理部品代と工賃。ワイパーくらいなら良いのですが、数万円もする部品になってくると考えてしまいますよね。車検を取らずに買い替えをしたい、いかがでしょうか。
車検までギリギリで買い替えがお得?
もうこの車には乗りたくない、またはこの車先々短いなと思うことが多々ある、さらにもっと乗りたい車がある。こんな場合には車検を取らずに、新しい車に乗り替えたいですよね。一つの考え方は車検をとって、車検期間があることを売りに下取りに出して新しい車を買うことです。が、これは現在乗っている車の年数や走行距離にもよります。実際車検をとってしまった場合、1年間は乗らないと損になる傾向にあります。では、車検までギリギリで買い替えした方が良いのでしょうか?
実はこれは意外に危険です。ギリギリまで待って中古車を買う場合に、気に入った車がないという事態があったりしますね。新車の場合はもっと深刻で、生産状況によってはディーラーが約束した日より遅れてしまうことがあるのは珍しいことではありません。車は買いに行ってすぐ購入というわけにはいかない、計画と準備が必要なのです。新車購入の場合は何ヶ月待ちの車なのかを聞いてから、車検まで大丈夫か、もしもそれ以上になってしまった場合は台車などの手配も聞いてみましょう。
車を買い換えるきっかけは?
もうちょっと乗れるかもしれない、と思ったのに車検に出したら万単位の金額がかかる部品交換が発生して愕然。ということがあります。ああ、こんなことなら買い替えにすれば良かったとしても遅いですね。車検でそれを修理してしまったら、他に故障しそうな怪しいところがないかぎり一年間は乗っていたいものです。
この万単位の部品の代表格はタイミングベルトです。およそ10万キロ走行で交換することが理想です。つまり、これが切れてしまうと車は走りませんから、本格的に危険な状況になる前に点検して交換することが必要です。
車を買い換えるきっかけ、これは10万キロ走行という点とタイミングベルトですね。
新車で乗り換えはお得?
新車のうちに、まだ車検が来ないうちに乗り換えという人もいます。これは本当はお得でしょうか?それとも損なのでしょうか?
新車を購入して車検が来る前に下取りに出して次の車に。この購入の仕方も確かに車検前に買い替えですね。車にかける費用が購入時にしかかかっていない分、一台あたりの維持費は確かに少ないです。しかし、どんなに走行距離が1万キロ以下など低くても、新車同様の車両価格はありません。つまり、新車を乗るという優越感のような価値観が優先されない限り、金銭的にはお得とはいえないのです。