車検は何処に依頼したらよいか

車を購入した時から車検は絶対についてまわるので、頭に入れておきたいことです。新車だと購入したディーラーから半年や一年間点検などからお知らせが来たりしますね。しっかりしたディーラー担当だと電話が来たり、そうでなくても車検の時期が来ると事前にハガキが来たりもします。ユーザーを手放さないようにという営業努力でもありますね。中古車だと比較的自分で段取りが多いです。事前にどこに依頼するか検討しておきたいところです。まずは点検としての信用、料金はもちろんですが自宅からの距離や台車の有無、洗車や車内清掃などのサービス付きも要チェックでしょう。

 

車検を依頼する一番のポイント

車検を依頼する一番のポイントは「金額」でしょう。みんなやらなければいけない義務であるのに、なぜか前後する金額。やっぱり安いところに気持ちが向くのは仕方のないことです。

ところで、車検の本来の目的を考えてみましょう。車の状態が現在法令に適合しているかを検査するものであって、一定期間故障しないようにという予防を目的にはしていません。つまり検査時に「ここはもう少しすると故障の原因になるかも」と思っても、当初の約束通りの安さでユーザーの気持ちを満足させてしまうことも有りうることなのです。

もちろん逆に交換しなくても良いような部品まで交換を提案して、部品交換で儲けようとする業者もいます。予算は大切です。が、その質や信用も大切です。大切な車をぽいと渡して検査をするのではなく、半年くらいかけて整備をする先を検討して予算や都合も含めて相談していきましょう。

 

車検はどんなところで出来るのか?

では、車検ができるところとはどういったところでしょう。まず新車であればディーラーでしょう。ディーラーはメンテナンスパックなど、車検までオイル交換や点検もついて、時期になると予約のお知らせまでくるようなものをオススメしてくれます。他に信頼できるところがなければ、このパックは手間や個々に点検や車検をするより安いセットといえます。他ではディーラーと同様の整備工場やガソリンスタンド。

ガソリンスタンドで大丈夫かな?と思う方もいますが、これは様々です。純正診断機と整備書を完備しているところや、手抜きをしないところもあります。

これまで使っている整備工場などがあれば、意思疎通もよく、信用もあるので、ディーラーにしなければという事情がないかぎり、そちらでかまわないでしょう。お初のところでは、とりあえずどんな整備士がいるかもちょっと覗いておきたいところです。きちんと整備士の資格を持ったものなのか、車検の検査ができる「自動車検査員」の資格を持っているのか、そこらへんは聞いてみても良いでしょう。洗車や車内清掃までしてくれるサービスをしてくれるところもあるので、聞いてみて比較するのも一案です。

 

ユーザー車検とは?

ユーザー車検とは何でしょう? 車のユーザーが自分で運輸支局などに車を持ち込んで車検を受けることです。確かに前はディーラーや修理工場でやるものでしたが、自分で出来る車検の方法などが出回ってきて、受検者が多くなりました。

まずは検査場を選んで予約を入れます。検査場は国土交通省の案内にあります。早目に予約を入れるのがオススメ。当日かその前までに、検査するために車の足回りなどは洗っておきましょう。必要な定期点検を受けて記録簿の作成をします。書類は行政書士に依頼も可能です。自動車損害賠償責任保険(つまり自賠責保険)の継続手続きと、OCR書式の書類。自動車重量税の納付。保全基準適合性の審査を受けます。窓口では検査済み書類を提示し、車検証とステッカーの交付を受けます。かなり簡略に説明してしまいましたが、やることはこんな感じでしょう・

しかし、ユーザー車検は安く済んでよいだろうと思いがちですが、不合格になった場合がちょっと面倒ですし、メンテナンスが知識不足で不十分だったりすることがあります。