子供がクルマにキズをつけてしまったら

家の前の車の通りがあまりないところでキャッチボールやサッカーのリフティングの練習!なんて子どもがしていたら、ボールが反れて他人の車にガツーン!「これくらい大丈夫」「ヤバイ、逃げちゃえ!」となるでしょうか? 目立たないようでいて、車の持ち主は意外に分かっていたりします。後で「お宅のお子さんがうちの車を・・」と言われたらかなりばつが悪いですよね。訴えられるのでしょうか?弁償はどのようにしたらよいのでしょうか?

 

相手の気持ちになって謝罪しよう

「まぁボールがちょっとぶつかったくらいで分からないだろう」と思っても、意外に車の持ち主には分かってしまうものです。もちろん車に対しての価値観は様々で、汚れてキズだらけで、ネコの足跡もボールの跡も分からないものもあります。が、車が大好きでピカピカにしている方もいます。この場合キズや凹みでなくても、ボールの跡がついているだけで持ち主は不快に思うものです。もしも自分の車が新車で、ちょっと高いもので頑張って買ったとしたら「少々のキズや塗料がはげたくらいでガタガタ言わないで」などと言われたら怒りがこみ上げてくると思います。「このキズ直して、弁償して」と言いたくはなりませんか? 相手も同じだと思って、まずは謝罪をしましょう。

穏便に済ませるには、キズや凹みの写真をとり、修理工場やディーラーで見積りをとって金額をはっきりさせて支払います。もちろん悪い人も世の中にはいて、自分がつけた傷まで修理に含ませて法外な修理費を出す人もいます。が、それを防止するために、自分で写真をとり、修理工場へ確認に行くなどしたほうがよいでしょう。修理費を直接修理工場などに支払うことにしても良いと思います。

車にボールを当てられた人からすれば、しなくて良い修理や手間をかけることになります。「お金を払ったからいいではないか」「子供がやったことなのに」という問題ではないのです。

 

子どもがキズをつけてしまった修理費

子どもが車にキズをつけてしまった場合、もちろん子どもに支払い能力はありません。だからといって子供がつけたキズは免除されるものでもありません。民法では第714条で未成年の免責として『責任無能力者がその責任を負わない場合において、その責任無能力者を監督する法定の義務を負う者は、その責任無能力者が第三者に加えた損害を賠償する責任を負う』とあります。つまり、子どもの場合は大抵が親が支払うわけです。

損害保険で子どもの行為もカバーする契約をしている場合は、損害保険会社によって賄われます。加入していない場合は自己負担ですね。ボール遊びなどでは一緒に遊んでいる子どももいるかもしれません。その場合は親同士が相談して連帯して費用を負担します。「うちの子はぶつけていない」といっても、キャッチボールなど一緒にしていた場合は共同不法行為として連帯して支払う義務が生じるのです。もっとも責任の度合いによって負担金は変わってくるでしょう。
保険に関しては個人賠償責任保険として、自動車保険から火災保険・傷害保険の特約・学校などで加入を勧められる団体保険などもあるので、どこかに該当しないか確認してみる価値があると思います。

 

うちの子供はやってない!という場合

車にキズをつけた!と言われたけど、うちの子供がキズをつけたという証拠も何もない。子どももやってないと言うし、目撃者もいない。その近くで遊んでいたというだけなのに・・・という場合があります。相手が子どもだということで、すっかり子どものせいにされてしまう場合もあるのが現実です。もちろん、子どもも怒られたくない、その場の大人の雰囲気が怖くて「やってない」といってしまう場合もありますが・・

しかし、どう見ても濡れ衣という場合は、支払いを拒む事もできます。相手が証拠を揃えて弁護士をつけて民事裁判になれば別ですが、はっきりとした証拠がない場合は証拠をまず提示してもらうことです。「支払いをしないと・・・」と脅される場合は、恐喝罪に相当するので警察に相談するのも一手。ですが、自宅の近所の場合などは、今後の付き合いも考えて穏便にすませたいところです。