子供が自転車でクルマの事故にあったら

子供の自転車練習風景は何だか懐かしいような、自分が子供の頃を彷彿させるような気がしたりしますね。補助輪も外れるくらいになると、子供の行動範囲も広がり、遊べる楽しさも倍増します。ところが、子供は一人前の自転車技術と思って調子良く乗っていますが、実は不安定で周囲への注意度も低く事故に遭いやすいのが現実です。車の運転をされる方から見れば、道路脇を走る子供の自転車は危険性を感じることでしょう。近年は自転車の交通ルールも厳しくなり、守らなければ事故にあった場合も不利になることも。

子供が自転車に乗れるようになったら、喜ばしいと思うと同時に安全も親は確保していかなければならないのです。

 

子供が自転車に乗って車と接触事故を起こしたら

まずは子どもが怪我等していないかが最大の確認事項です。怪我や打ち身があるようであれば、救急車など呼んだり、車を運転していた相手を伴って病院に行くことが適切です。簡単なのは被害者側が一時立て替えて後で清算ですが、相手が顔見知りなどで無い場合はしっかり身元などを確保しておかないと逃げられてしまう可能性も出てきます。相手が任意保険に入っていれば、任意保険を使うかどうかは別として保険担当者に相談に乗ってもらうのも良い知恵が貰えたりします。あとで揉めないためにも、警察には届けることも忘れずに。

自宅の近所の方との事故の場合は、子供が無茶な運転をしていての事故だったりすると、一方的に車の方が悪いというのも気が引けるものです。事故が起きた場合、車の方も相当な破損もあるでしょう。通院や自転車の破損を相手にもってもらう代わりに、車の修理費を子供の運転のお詫び替わりに補助するという方法もあります。

 

車の任意保険のオプションで子供の事故もカバー

車やバイクは自賠責や任意保険がありますが、自転車は保険は義務化されていません。でも事故にあう確率がないとはいえない以上、何かしら加入しておきたいところですね。小中学校などは学校で加入のパンフレットなどを配ったりします。

その他に、自宅の車で任意保険に入っている場合には特約やオプションで自転車事故もカバーしてくれるものがあるので、保険会社にきいてみましょう。任意保険の等級にかかわりなく保険がおりたりしますから便利です。ただし、ケースにより降りる場面と降りない場面があります。こんな場面は該当しますなど保険者会社はパンフレットや一覧を作っていることが多いので、取り寄せて保管しておくといざという時に慌てずに済みます。保険金額が自転車総合保険などより多くおりたりするので、わりと好評のようです。

 

加害者になるという可能性も考えておく

自転車事故は大変多く、近年は交通ルールの規制も厳しくなりました。基本的には軽車両として車の仲間と考えましょう、というスタンスになっています。歩道で人とぶつかれば加害者になりますし、歩道で無い場合は車道の左側を車と一緒に走るということになります。右側にスペースがあるからと走れば逆そうになりますし、車道を左端に障害物があって避けようとよろけたりして車に接触することもあります。たかが自転車されど自転車で、加害者にも被害者としても死亡事故にもなりうるのです。

また、自転車に乗っているのが子供の場合は親の監督責任も問われます。日頃から自転車の運転を軽視しない体制を家庭でとっていきたいですね。