子供が車内からロックしてしまったら

車内にいる子供が中からロックしてしまって鍵とじ込み状態!中にいる子供に鍵を開けるよう呼びかけジェスチャーで伝えようとするものの子供に伝わらずという、傍目から見るとちょっと滑稽な風景。しかしこれが結構深刻で、しかも意外にJAFなどの出動を依頼することになっています。夏場などは車内の温度がどんどん上がっていき、子供にエンジンかけてエアコンかけてとできるはずもなく、ドアが空かないために苦しがって泣く子供を目の前にしながら親は何もできないのです。

 

基本は子供だけ車内に置かない

何より一番の基本は車内に子供だけを置かないという点です。毎年春から夏にかけてニュースになりますが、何時間も子供を車内に置いて死亡させてしまうケースがあります。まだ暑い時期ではない春でも可能性がありますから要注意。ところが、そこまでの時間ではなく、銀行やコンビニのATMにちょっと立ち寄るくらいなら、5分もかからないではないかといことがあります。確かに運転者が降りてすぐ戻ってくるくらいなら熱中症で死亡するほどではないかもしれません。子供はスヤスヤ寝ていたり、ドアロックなど仕組みはわからない幼児であったりすれば尚のこと大丈夫な気がします。

しかし実際スヤスヤ寝ていた子が親が降りたことで目を覚まして、ドアに捕まった弾みでロックしてしまったり、ロックの仕方などわからないはずでもイタズラしているうちに閉まってしまったり。思いがけないのですが、そう珍しい事例でもないのです。

 

チャイルドシートに乗せていない隙に注意

子供が運転席の集中ドアロックを閉めてしまう、ちょっと考えるとおかしな事に気がつきます。鍵を訳がわからず閉めてしまう年齢の子供は、本来チャイルドシートに装着されているはずだからです。もちろん、駐車状態時はチャイルドシートを装着する義務はないかもしれませんし、窮屈そうだと外して休憩することもあるでしょう。買い物時に突然雨が降ってきて、とりあえず子供と荷物を乗せて買い物カートを置きに行って、なんてシチュエーションもあるかも。でも子供はお人形ではないのでそのままでいるはずもなく、子供も大人も思いがけないところでアクシデントが起こるのです。

話がある程度通じるなら、子供を落ち着かせてジェスチャーなどで鍵を開けることをつたえるのにトライしてもいいかも。しか真夏など待ったがかからない状況では、合鍵を持つ人を呼ぶかJAFのお世話になることに。

 

鍵は子供に絶対に渡さない

車のキーに可愛いマスコットやホルダーを付けている方も多いでしょう。子供にしてみると大人の持っているものは魅力的に見えてしまうものです。例えそれが大したことの無い物でも、子供は欲しくてたまりません。特にキーホルダーなどでジャラジャラするものは乳幼児の格好のあやし道具になってしまいます。

でも、大人の手の中でジャラジャラさせてあやすのは丸ですが、キーホルダーごと車のキーやキーレスを渡すことは絶対にやめましょう。特にキーレスは文字通りボタン一つでロック完了です。愚図る子供には勝てない、という場合もありますがこれは子供の安全のためにも必要なことです。