パワーウインドウの挟み込み

手動のドアウィンドウは、どの座席の人も各自ハンドル握ってグルグル回して開閉していました。パワーウィンドウが一般的になってからは、ボタン一つで開閉ができて力もいらないですし、素早く開閉できるようになりましたね。しかし便利と危険は背中合わせなのか、手軽な反面小さい子供にも操作がしやすくなり、子どもがパワーウインドウに挟まれて重症を負うような事故もありました。

なぜ、どうしてこのような事故が起こるのか。またその防止策も確認しておきましょう。

 

他人事でない挟まれ事故

便利なパワーウィンドウが普及してきて使い勝手が良くなりましたが、これに挟まってしまう事故も増えました。窓の開閉時に指や首を挟まれてしまうという事故で、意外なほど力のあるパワーウィンドウのために重症を負ってしまうのです。事故に合うのは大半が10歳未満の子供であることが多いですね。特につかまり立ちできるような乳幼児から、危険に対する認識がまだ薄く好奇心が多い幼児に集中しています。この年齢付近ならば、親の注意力をUPすることで防げることもあるかと思います。年頃の子どもや大人であると、なかなか「窓を勝手に開けちゃいけない」などと言いづらいこともありますよね。

運転席にしか大人がいない場合、後部座席の子どもを確認しづらいままパワーウインドウを閉めてしまい、乳児の手が挟まり指を切断してしまったり、4歳の子どもが首を挟まれて窒息してしまったりなどの事故例があります。一方で大人も「誰が閉めたのか分からない」状態である時に事故が多くみられます。

 

パワーウィンドウの力のすごさ

窓ガラスがただ単に上下に開閉するだけ、という認識になりがちなパワーウィンドウ。実はビックリな力の持ち主なのです。挟み込み防止機能が作動していない状態では、パワーウィンドウの閉まる力は平均ですが約34kgの力がかかります。子どもの細い指や首に米袋より重いような力が一極に集中するという怖さがあるのです。挟み込み防止機能がついていても、約14kgの力がかかります。この力では、例えば大人の女性などでも片手で閉まるのを防ごうなどとしても、パワーウィンドウを止める事は難しいことが分かります。

 

挟み込み防止機能がついている車を購入する

意外に怖いことが分かったパワーウィンドウ。怪我をしないためにどうしたら良いのでしょうか。最近は「挟み込み防止機能」が全席に装備されているものが増えました。挟み込み防止機能というのは、パワーウィンドウが閉まる時に異物が挟まるのを感知すると開くような仕組みになっています。メーカー各社安全な方へと動いているものの、その機能の完全さには差があって、閉まりきる直前部分では防止機能が働かないなども見受けられます。小さい子供を乗せることを仮定して車を購入する場合には、ぜひこれらの機能も最後までタオルなどを挟んで窓を閉めるなど試して購入したいものです。

挟み込みを注意するポイント

挟み込みを防止するためのポイントも知っておきたいですね。まずは自分の車の機能や使用方法を読んで理解しておきましょう。あると思い込んでいた機能が実はなかったとかありがちです。本当に有効に挟み込み防止機能がついているのかも、タオルなど挟んでみて試しても良いですね。

子供自身にも注意が必要です。基本的に子どもにはスイッチ類を触ってはいけないということを言い聞かせていきましょう。同時にパワーウィンドウやドアなどチャイルドロック機能は有効に使っていきたいものです。窓の開閉は必ず子どもを目で確認して、声をかけたりして行いましょう。後部座席を見ることができる確認ミラーの設置も有効です。