備えておきたい懐中電灯

車で出かけていた際のトラブルというのは、手持ちの道具などがなかなか確保できずに困ってしまうものです。機械的なところなどはスパナやペンチやドライバーも備えてよいでしょうし、怪我をしたときのための救急箱や、ペンとメモなども役に立ちます。しかし、実はこれらは夜にトラブルが起きた場合、何をするにも周囲が真っ暗では何も役にたちません。懐中電灯を一つ積んでおくだけで、実はトラブルだけでなく色々便利なのです。

 

鍵を落とした!座席下に物を落とした!

夜間、鍵や細かいものを落としたなど車内灯だけでは探せない場合があります。何しろ普通の部屋と違って探す体制が取りにくいので、探しにくいおまけに光が届かない部分があります。「明日の朝探すから」と言えるものなら良いのですが、そうは言っていられないものなどは困りますね。

鍵はキーレスで開けたものの、手から鍵を落としてしまって、真っ暗な中探せないという方もいました。とりあえず車内に懐中電灯があれば、取り出して探すことができます。また、家の鍵を車の中で落として、どうしても探さないと家に入れないとか。これがすぐ見つかりそうで見つからないものなのです。また、座席の下に転がり落ちてしまったものなどは、限りある空間というのに見つからなかったり。これは明るそうで明るくない車内灯が座席の下までは網羅しないからです。大きい懐中電灯は要りませんから、ミニの懐中電灯でヒョイと座席下を照らしてみましょう。

 

夜間の思わぬトラブルに

夜間の事故や車のトラブルなどがあると、暗闇では不安ですし、何が起こったのかを把握する事ができません。事故の状況を確かめたり、どうも車の下に何かいる!なんていう場合にも懐中電灯は大活躍。周囲の安全を確かめるためにも、明かりは絶対必要です。また、ハザードランプを付けられない状態や、非常用三角停止板などを積んでいない場合や、すぐに発炎筒を使えない場合などは、とりあえず「車がここに止まっています」という他の車への知らせにもなります。

また、防災用品を車に積んでおくという習慣が東日本大震災以降広がりましたね。その一つとしても有効でしょう。

 

タイヤ交換をしなくてはいけない場合

夜間のタイヤ交換、なるべくしたくはないですね。とりあえず夜間で助けを呼ぶにあっても、タイヤがぺちゃんこになっても車体に響かないようにジャッキで支えなくてはいけません。最近は重量を下げて燃費を上げるためにスペアタイヤではなくて、パンク修理剤を搭載していたりしますが、それでも夜間の暗闇ではやりたくない作業です。

そこで懐中電灯が大活躍します。LEDライトを購入する方が多いですが、LEDライトは直線的な光であることが多く、全体を照らしづらいところがあります。もしも白いスーパーの買い物袋などがあれば、懐中電灯に被せると光がまぶしくなく拡散してくれます。