油断禁物小学生を安全に車にのせよう

子供が小学生になると、ある程度聞き分けができて安心感も出てきます。ドアを開けてチャイルドシートに座らせてあげなくても、一人でドアを開けてシートに座る事ができるでしょう。シートベルトだけを親は確認してあげればよいのです。ところが、小学生は赤ちゃんではありませんが、それでも大人ではなく子供です。成長したけど油断が禁物というところが小学生なのです。

 

まだまだシートベルトがブカブカな小学生

「6歳になったからチャイルドシートはめでたく卒業!」と言いたいところですが、大人と同じようにシートベルトが出来るわけではありませんね。特に低学年のうちは、大人の体格とはまるでかけ離れています。伸び縮みするとはいえ、シートベルトは子供に対応しているとは言いがたいサイズ。ブカブカ状態ではシートベルトの意味がありません。むしろ、座高が低い子供の首にシートベルトのベルトが来てしまい、衝撃があった際には首をつってしまう状態になりかねません。そこで、ジュニアシートや、座高を高くしてしっかり座りベルトも調整できる簡易なシートもあります。

赤ちゃんシートと違うのは、そう厳重に身体を保護する必要性がないところです。そのため赤ちゃんシートよりは全然安価になっています。高いイメージのチャイルドシートですが、ジュニアシートはもうちょっと身構えずに購入して安全性を高めても良いでしょう。

 

乗り降り時急なドアの開閉に注意

「車の乗り降りは1人でできるよ!」と子供が言うのも、成長を喜ぶというより心配もあります。乗り降りの際にドアをいきなり大きく開けてしまうと、駐車場などでは周囲の車にドアをぶつけてしまうことの原因になります。自分の車ならいざ知らず、他人の車を傷つけてしまったら大問題です。しかしまだ小学生の子供は、周囲への配慮もまだ未熟ですし、何か夢中になっていたり慌てたりして車から降りたりすると、思いっきり開けてしまうというのは予測がつきます。そういった場合を想定して、スライドドアがオススメです。スライドドアなら隣の車にドアが接触する心配がありません。このため、軽自動車でもスライドドアをつける車が多くなりました。ただしこのスライドドアがあるため、車はちょっとお値段が高めになってしまうようです。

小学生になると、親とずっと手を繋いでというシチュエーションが少なくなります。学校の送迎に車を使う場合は、親は運転席にいて、子供は自分で車を降りて学校へ行ったりする子もいます。この時に急にドアを開けたりして周囲に人や自転車がいたりすると引っ掛けてしまったりします。また、降りてから一目散に学校へ走る子供もいますが、道を渡ったりする時に事故にあう子供が後を断ちません。親としては、子供によく言い聞かせると同時に、安全な場所に車を停めて見送るなど配慮が必要です。

 

小学生のカーライフお楽しみ

小学生にもなると車でおでかけする際には自分でお好みの「カーライフグッズ」を持ち込みます。最近はDSなどのゲーム機でしょうか。iPodなどの音楽ツールを持ち込む子供もいますね。遠距離を走るには、DVDという手もあります。ミニバンなどだとDVDをオプションでつけている車もありますね。好きなDVDでアニメや映画を観ているうちに、あっという間に目的に着いてしまいます。

この頃になると、赤ちゃん幼児時代にはなかった車酔いを自覚する子供が出てきます。突然やってくる吐き気に備えて、エチケット袋を後部座席に備えておくと良いでしょう。使わない場合はゴミ袋になりますから、それはそれで便利です。赤ちゃん時代や幼児時代よりはベタベタと汚すことが少なくなりますが、車内でオヤツを食べてゴミがという場合もありますから、備え付けてきちんとゴミは始末をさせましょう。自分で水分補給できますから、ドリンクホルダーが車に無い場合は前席のヘッドレストからぶら下げられるようなペットボトルホルダーなど備えておくと便利です。