子育て世代の車事情で一番に遭遇するのが「小さな子供の車の乗せ方」です。一番最初は赤ちゃんが生まれた産院から自宅までだったりします。
実は子供が生まれてからでは遅い「子供の乗せ方」。子供を連れてお出かけしようという際にはもちろん、そして子供が独り立ちするまで続く「子供の乗せ方」、実は奥が深かったりします。
車をお持ちで子供がいる方、これから子供が生まれるという方まで、車の乗せ方は必修ですよ。
子供にシートベルトを
大人は車に乗るとシートベルトをしてから発進します。シートベルトをしない場合に衝突事故などが起こった時には、身体が前に投げ出されたりして助かるものも助からなかったりします。これは子供も同じ事が言えます。シートに座る→シートベルトをするということは大人も子供も安全性において一緒なのです。「子供は大人がしっかり抱っこすれば大丈夫」という方もいますが、事故の衝撃に耐えられる剛腕なんてそうはありません。そこで登場するのが「チャイルドシート」です。6歳未満までの着用が義務付けられています。つまり、お母さんが赤ちゃんを産んだ産院から自宅に戻るのに車を使用する場合、赤ちゃんはチャイルドシートに固定するということになります。
最近目立ったニュースとしては、イギリス王室のキャサリン妃が出産した際に、ウィリアム王子が赤ちゃんを着脱可能なチャイルドシートで運んで、車に自ら装着しています。このチャイルドシートは生まれたての赤ちゃんから対応していて、ゆりかごにもなり、赤ちゃんを乗せ変えなくてもそのまま車に固定したベースに着脱できます。車社会の現代としては、我が子が生まれたのを迎えにいくにも、シートベルトの用意が必要なのです。
子供の成長に合わせて乗せ方が変わる
子供が1歳くらいまでは赤ちゃん時代の可愛いさと苦労が延々と続くような気がしますが、子供の成長は結構早いものです。チャイルドシート一つにしても、生まれたての赤ちゃんが乗れるようなタイプから、幼児向けへと大きさや機能の需要が変わっていきます。どのようなチャイルドシートがあって、どのように乗せていくのか知っておきましょう。また、チャイルドシートを乗せることで「子供3人」で「大人2人」という定義が崩れてしまいます。チャイルドシートを乗せたことで、車の定員がいっぱいの場合の乗り方も考慮しておきたいところです。
幼児は好奇心がいっぱいだからロックを
赤ちゃんは自ら車に乗り込むことはできませんし、窓を自分で開けることもできませんが、幼児になると自ら行動することができるようになります。幼児を車に乗せる機会には、自分で車に乗り込んだり、窓を開けるボタンを押したり、ドアの開閉を覚えてやってみたくなるなどの危険性が出てきます。重大な事故に繋がることもあるので、防止策が必要ですね。大人だけで乗っていたときには気にもしていなかった「チャイルドロック」や「ウィンドウロック」などがどこに付いていて、どのようにロックして解除するのか覚えておきたいところです。それから、親が安全安心して運転するためにも、まだ忍耐力が不足している幼児が道中飽きずに愚図らずに過ごせるような工夫も欲しいところです。
小学生になっても目が離せない
子供を連れて車で行動する際に適している車の機能もあります。小学生くらいになるとチャイルドシートも要らなくなり、ある程度親の言う事も聞き分けるようになり、周囲に気を配ることもできるようになります。が、やはり子供は子供で、思いがけないアクシデントがあったりします。例えば買い物に一緒に行って車から降りようとしたら、早く降りたかった子供は思いっきりドアをあけて、隣に停まっていた車にガツン。乗り込む際にも勢いよく引いたドアが隣にガツン。そんな時にはスライドドアがオススメです。自由が利くようになった子供だからこその目が離せない感はありますね。