両手が塞がっても大丈夫なスマートキー

子育て世代のお出かけや買い物などの悩みは、小さい子供ほど家で留守番をさせて出かけられないということ。そして、出かけた際には手をしっかりつないで、駐車場などの危ないところでは手を離さないこと・・・などがあります。近年自宅やスーパーの駐車場などで子供がひかれてしまう事故があったりするのは、子供と親との間にある僅かな隙間の時間だと思うのです。どんなに買い物しても、子供の手を離さないで車に乗せることができる。これができれば随分と目を離す時間が少なくなるはずです。

 

スマートキーとは?

今までの車のキーは、鍵を手に持ってドアを開閉して、エンジンをかけるために鍵穴にさして回しました。キーレスは、この鍵を鍵穴にさしてドア開閉をせずに済むので、当時かなり活気的な登場で、ほとんどの車に搭載されることになりました。が、キーレスはどうしても手に持ってボタンを押さなければ、ドアを開閉することができません。両手に荷物や子供の手がある時には、荷物や子供の手を離すかしないと、ポケットの中や鞄の中にあるキーレスを取る事もできませんでした。

この不便さを解消したのが『スマートキー』です。ポケットに入った鍵はそのまま手に持たずに車に近づいて、鍵を開けるときにはドアノブに触れます。裏側についているセンサーが働くのですね。子供の手も、買い物袋もそのまま。鍵を閉めるときには、鍵は出さずにドアノブについているボタンを押すだけです。

子育て世代のニーズにピッタリのスマートキーの機能、オプションでも付けておきたいところですね。

 

インテリジェントキーとは?

インテリジェントキーというのは、日産の登録商標になっていて『自動車の機械的な鍵を使用せずに車両のドアの施錠や開錠、エンジン始動が可能なシステム』となっています。

スマートキーともちょっと違うような、キーレスだけとも違うような、というのが特徴。見かけとしては、普通のキーレスは施錠・開錠だけの二つのボタンのことが多いですが、こちらはトランクルームを開けるボタンもついていることも。日本では日産がいち早く導入したことでも知られています。

ドアのリクエストスイッチを押すと開錠や施錠時に正常音が流れますが、キーを車の中に置いたままだと、警告音が流れます。キーにはイモビライザーを内蔵しているので、純正品以外での複製は不可能というのもセキュリティ的には魅力のキーといえますね。

使いはもちろんハンズフリー。ボタンを押すだけでエンジンスタートできます。仕組みとしては車とキーの両方に電波を発信するアンテナと受信するチューナーを内蔵されています。リクエストスイッチを押すと車のアンテナから電波が発信されて、それを受けたキーが電波を返してエンジン始動という仕組みになります。電波はどこまでも届くわけではなく、リクエストスイッチの周囲1m程度、車内の場合はキャビンとトランクルームだけ届くように設定されてます。

便利なだけでなく、セキュリティ的にも頼もしいキーですね。

 

実際便利なスマートキー

キーレスが電池が元気な時は、結構な距離でも反応してくれます。暗闇の場合は「あなたの車はここ!」と教えてくれる頼もしいものになりますが、あまり離れすぎると車にたどり着く前に再びロックされてしまうことも。また、キーレスの場合、遠くから親が開けたからといって、子供だけで駐車場を走って乗りに行ったりすると事故の元にもなります。

そこの点からしても、スマートキーは鍵を持っている本人がたどり着かないと開きませんから、子供がそれを覚えてくれれば、駐車場を無茶に走っていったりはしないでしょう。子供はチョロチョロ落ち着きのない子も多いですから、安全は重ねてでも安全でありたいのです。

雨などが降っている時などは、ドアをサッとあけて子供も荷物もサッと乗せて自分も乗りたいもの。スマートキーやインテリジェントキーがついている、大開口のドアが付いている車などは、それが実現する車だということなのです。