大人が普通に乗り降りできる車の床の高さが、幼児には高いということが多いですね。幼児が足を上げた高さと、大人が足を上げた高さが全く違うことを考えると、幼児にとって車高はちょっとした障害物です。抱っこして乗せてあげれば良いのですが、幼児になると「自分で乗る!」という自我の芽生えも出てきます。できれば喜んで車に乗って欲しいものですね。
幼児だけではない低い床が良い理由
車は決して安い買い物ではありません。やはり数年先を考えて購入していきたいところです。これから赤ちゃんが生まれるというご家庭が車を購入検討ならば、幼児が乗り降りしやすい床が低いタイプを選ぶと良いでしょう。それは妊娠中の方を乗せる際にも乗り降りしやすいということにもなります。
さらに、お爺ちゃんお婆ちゃんがいらっしゃるご家庭は、一緒にお出かけする機会もあるでしょう。人間は年を重ねると足腰に負担をかけるのは怪我の元ですから、やはり乗り降りは低い床で地面に近いほうが、なるべく足を上げずに済みます。これは一般の建築などでも高低差をなくした床にすることと同じです。
幼児やお爺ちゃんお婆ちゃん、みんな一緒に安心して安全におでかけ出来る車が未来に購入する車の理想です。
幼児が乗り降りしやすい車とは?トヨタ編
シートアレンジが多彩な「シエンタ」は、サードシートまでフル活用すれば7人という大人数でおでかけできます。床面までは約350mm程度です。
大開口が好評の「スペイド」は、床面が地上から300mm(2WDは330mm)。電動スライドドアといい、乗り降りにとても気を使っていることがわかりますね。
小回りが利きコンパクトながらも大開口がメリットの「ポルテ」。膝を曲げるだけで子供の乗り降りを簡単なものにした低床は地上から300mm。段差のないフラット(2WDのみ)。片側スライドドア。子育て世代に圧倒的な人気のある便利性抜群の車ですね。
幼児が乗り降りしやすい車とは?日産編
ビジネスにもよく使われる「NV200VANETTE」は、荷積みが多く取れて家族でのアウトドアなどのレジャーなどにも便利です。荷室の床面で地上から520mmですから、荷物の積み下ろしも楽です。
幼児が乗り降りしやすい車とは?ホンダ編
コンパクトでスポーティーなデザインの「フリード」は、3列シートで室内は意外に広々。床の低さは、地上から荷室の床面で480mmです。後部は両側スライドドア。スライドドアの開口幅は600mmという乗りやすさです。
ミニバンなみの使い勝手として評判の「N-BOX」は荷室床面で地上から480mmで、スライドドア部分の床面は380mm。荷室の高さは、荷室からウォークインできるとなっています。スライドドアもあり乗り降りは便利です。
幼児が乗り降りしやすい車とは?ダイハツ編
助手席側が柱のない大開口として特徴の「タント」。後部荷室の595mm床面から入れるよりも床面370mmの助手側後席から入れたほうが荷物も楽という車です。床の低さは合格点でしょう。また乗り降りがしやすいように助手席側シート肩口に「乗降グリップ」があります。幼児はもちろん、高齢の方にも優しい乗り降りなのです。