安心の自宅・車庫等修理費用補償特約

安全運転をして帰宅したところでホッとしたら、車庫入れ失敗!などという経験は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。バックで車庫入れしていたら、自宅や車庫に激突したとか、角をこすって柱やブロックを崩してしまったとか。そんな時のための自動車保険の特約があります。実際、車庫入れが苦手な方は結構いらっしゃると思いますが、それにもまして同乗させている子供が泣いたり騒いだり気が散るとあっという間にぶつけてしまったりします。これも子育て世代には嬉しい特約でしょう。

また、この特約には大雪などでカーポートが潰れてしまった場合にも適用されるものがあります。2013-2014冬に関東でも大雪を経験した方などは、他人事ではない保険特約です。加入した特約がどこまでカバーしてくれるか確認して損はありませんよ。

 

自宅・車庫等修理費用補償特約とは

「自宅・車庫等修理費用補償特約」とはその名の通り自宅や車庫などを傷つけてしまった場合に支払われるものです。保険会社によって条件等は違いますが、車両保険を契約している場合に、期間中数十万円が限度などという具合に保険金がおります。限度額まで年に何回でもおりる会社もあります。自動車保険の対物賠償保険は自宅や車庫が支払い対象ではないことから、こういった特約ができたのでしょう。もしも万が一自宅や車庫を修理しなければいけないほどぶつけてしまった場合、慌てずにいくら保険金が下りるのか確認するのが一番です。

 

どこの保険会社が取り扱っているのか

対物賠償保険の穴を埋める「自宅・車庫等修理費用補償特約」ですが、どの保険会社でも取り扱っているわけではありません。改めて契約する場合には、まずは特約があるかどうかを確認しましょう。

日本興亜損保=「財物損害補償特約」の「自宅・車庫等修理費用条項」として取り扱っています。契約自動車が自宅・車庫等と衝突または接触したことで損害が生じた時、被害車庫等を事故発生直前の状態に復旧するための修理費用となります。1回の事故につき20万円を限度です。

富士火災=契約の車両が自宅・車庫等に衝突した場合、自宅・車庫等の修理費用を支払われるものです。1回の事故につき20万円限度で、保険期間1年につき50万円を限度としています。

AIU保険=自動セットの多いAIUですが、この特約は任意セットになります。「自宅・車庫等損害補償特約」として契約車両で自宅の車庫などを損壊させてしまった場合に保険金が支払われます。

SBI損保=契約車両で自宅や車庫を傷つけた場合に復旧費用として支払われます。保険期間中に1回30万円限度になります。現在は「自宅・車庫等修理費用担保特約」となっています。

以前はアドリック損保と合併した「あいおいニッセイ同和損保」も扱っていましたが、現在この特約は廃止されています。

 

免許取立ての子供がいる家庭に最適

車庫入れが苦手な方、または小さい子供がいて車庫入れ時に集中できない方もこの特約は役に立ちます。が、実は本領発揮するのは「子供が免許を取り立て」の時です。車の運転、前進は誰にでも出来ても、車庫入れは状況によっては初心者には難関になります。何回もぶつけるかもしれませんが、家の壁やカーポートなど壊してしまって至急直さなくてはいけない事態になると大変です。技量にも寄るのでしょうが、1年から3年くらいつけていると安心感が違います。